試合観戦記 平成13年度第32回WinterCup 女子準決勝 |
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2001年12月26日 東京体育館 大人800円 <見所> 富岡は、神奈川県でここ10数年、女子高校ではNo1の地位を占めている。前全日本の加藤さんのときには全国優勝を果たし、それ以外でも、全国に出れば必ず何回か勝っているチームだ。チェンジングディフェンスを得意とする星沢監督のもと、神奈川県の中学生の県選抜メンバーをほとんど集めた現2年生の活躍が楽しみ。富岡の強さの秘密は何だろう。興味津々。 <総括> とにかく、3クォ−ターで同点、残り1分を切って1点差、ここまで桜花を苦しめた富岡に脱帽。しかしそこまで苦しめられながら、最後は勝つ、桜花の強さにただただ感心。 <富岡> 富岡のディフェンスはノーマルハーフマンツーマン。桜花の長身選手にボールが入ったら、3人で囲み、ターンをさせず、シュートさせない作戦だった。ある程度成功していたが、ボールが回って、桜花の選手が動いてボールをもらうと、どうしても囲みきれず、得点を許した。また、エンドスローインから、ゴール下長身選手に直接ボールが入って得点されてしまった。これが結構痛かったように思う。途中ゾーンを引いたが、桜花の選手は、百戦錬磨、沈着冷静に対処された。 富岡は、7番森本の外からの1対1の能力にかける作戦のようであった。ドリブルからのジャンプシュート、そのまま突っ込んでレイアップと確実な得点力を示した。23点取った。中学生の時、川崎市選抜で数日間面倒を見たので、彼女の活躍はうれしく思った。途中、連戦の疲れか、古傷の再発か、膝の痛みがおそったようで、ベンチに引っ込んだのが惜しまれる。 唯一の3年生9番中村さんの活躍が光った。3点シュート5本を含め、乱戦気味の時、彼女の活躍が光った。彼女たちに限らず、富岡の選手は能力があるので、もっと自由に攻めさせたほうが、おもしろかったように思う。乱戦気味のほうが、いいプレーが出てたように思う。全国大会準決勝にもなると、なかなかそうもいかないのだろうか。 6番倉光さんを中学校県大会新人戦で見て、ああこの子は全国レベルの選手だなと思っていたら、全中メンバーに選ばれていた。が、この試合では、あまり試合に表れない。どうしたのだろう。残念。 <桜花> 桜花は、12番・留学生・長身2m・河選手にボールを集める作戦。ターンシュートが確実、ミドルシュートもよく入った。落としてもリバウンドを自分で拾ってシュートできるのが強み。44点取った。囲まれてシュートできない時は外に返して3点、または、逆サイにゴール下にあわせて加点するという、どこの中学校でもやっている、オフェンスパターン。 全中優勝メンバーコンビの4番宇佐美さんが10点、8番門田さんが12点。 桜花のディフェンスもノーマルハーフマンツーマン。 桜花はオフェンスでもディフェンスでもごくあたりまえの事をやる。どこの中学校でもやっている基本的な事をする。ただ、そのプレーが確実、ほとんどミスをしない。それが桜花の強さの秘密だと思う。 井上監督は守山中・桜花学園と全国優勝を何十回としてきた監督。これだけの実績があるのに、大学や実業団や全日本の監督にならないのが不思議。アメリカだったら、必ずそうなっているはず。日本の女子バスケ界は、こういう人材を見捨ててしまう所がダメ。 *** 準決勝2試合目 *** トラベリングの判定が気になった。ボールミートの時、足が切れていないで、床に足がついている状態でボールをつかみ、そのあとジャンプし、1歩、2歩とストップしていた。明らかにこのステップがあって、会場もあれはトラベリングだよね、と、ザワザワしたのにもかかわらず、笛が鳴らなかったケースが数回あった。また、アップの時、ドリブルからのレイアップで、明らかに3歩や4歩でシュートしているのに、監督やコーチは何も言っていないようであった。いつからバスケは3歩okのスポーツになったのかな。 |